【奏】参加アーティストインタビュー 第11回:ファミ箏(前編)

天穂のサクナヒメ 実演楽曲集 奏 ―かなで―』、メールインタビューの第11回は和楽器演奏団体・ファミ箏のみなさんです。

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参加アーティストの紹介もいよいよ最後となりましたが、ファミ箏には7曲ものアレンジを担当していただき、奏者も多数ご参加いただいています。インタビュー記事もそれぞれの紹介を交えて非常に読み応えのある内容になっていますので、前編・中編・後編の3回に分けて掲載していきたいと思います。

ファミ筝の参加の経緯や収録の模様については、進捗報告第2回の記事にまとめています。

アルバムに参加いただいた方の傾向として、こちらからお願いする前にアレンジしていただいた方(hiyamaさん、CLADDICT Ensembleさん)や、サクナの和風の世界観を表現したいとアレンジを依頼した方(太田豊さん、しゃみおさん)などに分けることが出来ますが、ファミ筝の代表を務める筝奏者の沖政一志さんは、その両方に当てはまるという稀有な方です。
ゲームを実際にプレイされて「静 ―しずか―」の演奏動画を公開し、かつファミ箏で活動されている沖政さんは、まさにサクナのアレンジアルバムを作るに当たって打ってつけの存在でした。


アルバム制作を決めてからすぐにコンタクトを取り、「静」の収録許可とファミ筝でのアレンジをお願いしたところ快く引き受けてくださいました。私としては「ファミ筝に2曲ほど演奏していただけたらとてもありがたい」と考えていたのですが、しばらく後になって「7曲やりたい!」と返信が届きまして、非常に驚いたと同時にアルバムの成功を確信しました。




以下、メールインタビューの質問と回答です。

Q1.アルバムのリスナーへ向けて、簡単なプロフィールをご紹介ください。

和楽器でゲーム音楽を演奏する集団「ファミ箏(こと)」です。和楽器という言葉は範囲が広く、もう少し正確に言うと、和楽器の中でも箏、三味線、尺八を中心にした三曲合奏という合奏形態を基本とした集団になります。リーダーであり今回の編曲と指揮を担当しました沖政一志がインタビューに答えております。

Q2.「天穂のサクナヒメ」の楽曲を聴いてどのような印象を持たれましたか。

どうしても自分が和楽器奏者なので和楽器の音を気にしてしまうのですが、打ち込みでありながら各音が活き活きしていて、ふとした瞬間に生音のような錯覚を受けました。コレはすごいなと。

そして生音で再現したいなと強く思いましたし、アレンジするならどうしようかな〜、とかそういう事を考えながらゲームをしていました。

Q3.「静」の演奏動画を上げているのを見てお声がけさせていただきましたが、全部で7曲もアレンジしていただけるとは思っていなくて、とても驚いたと同時に嬉しかったです。短期間でこんなに仕上げるのは大変ではありませんでしたか。

自分から希望曲数を伝えときながら、やはり大変でした(笑)。ただ、良くも悪くも緊急事態宣言で比較的に時間があいていたし、ファミ箏のメンバーも合奏機会に飢えている状態でもあったので、レコ日から逆算してメンバーの技量と自分の編曲にかかる時間の中の最大値で攻めてみようと思いました。

全体を通じて今回、大賀悠司くんが尺八と篠笛と2つの楽器のバイプレイヤーとして編曲上大変に助かりました。
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写真:大賀悠司

大賀くんは天返宮のとんでもなく深いところまで到達したくらいサクナヒメをプレイしていて、そのプレイの成果か、楽器の持ち替えはピッチ等不安定になりがちですが素晴らしい仕上がりでレコーディングを迎えてくれました。特に「樹」は曲中に尺八から篠笛に持ち替えなので、マニアックではありますが実は大変に高度なことをしています。

また、原曲において尺八が尺八の音域の中では低い音域もしくは普通の一尺八寸管ではでない音域まで使われている事が多く、長管で低音域で強い太い音を、という体力がいる要求をこなしたのが吉岡龍之介くんになります。彼ももちろんビデオゲームが大好き人間なのでニュアンスなどしっかり原曲をリスペクトして確認をするので、そう言う点で楽譜に細かい指示など書かなくて済むという信頼感があります。

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写真:吉岡龍之介

中編に続く

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