【奏】参加アーティストインタビュー 第9回:hiyama(前編)

天穂のサクナヒメ 実演楽曲集 奏 ―かなで―』、メールインタビューの第9回はhiyamaさんです。

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アコースティックやエレクトリックのヴァイオリンをはじめ、ギターブズーキなどの楽器を演奏し、DTMと組み合わせた楽曲を制作されているhiyamaさん。本業はサラリーマンとのことですが、音ゲーへの演奏提供、同人作品への楽曲提供などその活動は趣味の域を超え、とてもクオリティの高い音楽を制作されています。



お名前は「バトルオブざくアク」で共演した縁で存じ上げていましたが、参加いただいた経緯については以前のブログでも触れたとおりです。hiyamaさんがツイッターに「颪 ―おろし―」のアレンジ動画を上げていただいたことがきっかけとなって、そこからアレンジアルバムを作ろうという構想につながっていきました。


ヴァイオリンの持つ上質な品の良さや、2周目の荒ぶるフレーズのかっこよさなど、何度聴いても心地良いアレンジです。
我が家の曲が昼と夜でアレンジが変わるように、ダンジョンの曲も昼と夜でアレンジを変えても良かったかも……という発想もあったので、この2周目のアレンジは危険度の増した夜のダンジョンとして聴くこともできますね。
アルバム収録にあたってさらにミックスを調整していただきました。ぜひ高音質でお楽しみください。

この動画がなかったらアルバムも生まれなかったと思うと、ある意味でhiyamaさんは今作のMVPとも言えます。制作を始めるにあたっては真っ先に連絡を取り、「颪」のほかにもう1曲作っていただけないかと依頼し、アルバムの参加アーティストの相談にも乗っていただきました。

そのもう1曲の方もとてつもないアレンジになったのですが、思い入れが深い作品とのことでメールインタビューも非常に熱くボリュームのある内容になりましたので、前編と後編の2回に分けて掲載します。
正直、私に言及されている部分は非常にありがたくも照れくさいのですが(笑)、敬意を持って書いていただいたとおりに掲載させていただきます。




以下、メールインタビューの質問と回答です。

Q1.アルバムのリスナーへ向けて、簡単なプロフィールをご紹介ください。

はじめましての方、はじめまして。そうでない方はこんにちは、hiyamaと申します。
Webの片隅でバイオリン演奏やDTMを嗜んだりしております。
バイオリンといってもクラシカルな方ではなく、エフェクトを使ったりアドリブを多用するような、ポップス寄りの感じです。
DTMやその他の楽器で作ったトラックの上を、自由気ままにバイオリンを弾くような音楽活動をまったりと行っています。

Q2.「天穂のサクナヒメ」の楽曲を聴いてどのような印象を持たれましたか。

一言でいうと、「私の本当に聴きたかった音楽」ですね。

何を隠そう私、20年来の大嶋さんファンなんです。
そんな大嶋さんがサクナヒメのBGMを担当されていると知り、かつて「千年の庭」のMIDIを擦り切れるほど聴いていた身としては、チェックせざるを得ない!
そんな思いで公式サイトの試聴で「颪 ーおろしー」を聴いたのですが、次の瞬間にはゲームを購入しておりました。
もちろんデジタルサントラ特典付きで。

ゲームはじっくり進める派なので、ネタバレを防ぐため曲名を伏せながらサントラを先行して聴いていたのですが、「颪 ーおろしー」だけでなく、全ての曲が聴き応えあり、美しさと力強さを兼ね備えていると感じました。
(サントラ先行で聴いていても、「樹 ーいつきー」ではホントに涙が出ました……あのサビは本当にエモい)

昔のゲーム音楽が持っていた、思わず口ずさみたくなるような楽曲としてのメロディのカッコよさや美しさ、
そして今のゲーム音楽が持っている、ゲームの演出・世界観を支えるBGMとしての要素を、緻密な和楽器の構成で見事に両立しており、サクナヒメの全ての楽曲はまさに「私の聴きたかった音楽」なのです。
どの曲も『和風』という一言では片付けられない、邦楽への深い造詣を持って作られていながら、心憎いまでのキャッチーさへの配慮。
ゲームプレイ時のみならず、いつでもいつまでも聴いていたい音楽です。

ゲームの出来は言うまでもなく素晴らしく、そこにこの最高の楽曲群が加わっているというのは鬼に金棒、いやサクナに米とでも言うのでしょうか。

つまり「天穂のサクナヒメ」の楽曲は米である、と言っても良いかもしれません。
米は普通に食べてもとても美味しいし、サクナが食べれば圧倒的な強さを生む……。

最後に上手いこと言おうとして、取り留めのないコメントになってしまいましたが、私の気持ちが少しでも伝われば幸いです。

Q3.「颪 ―おろし―」のアレンジで力を入れた点、リスナーにここを聴いてほしいという点はどのあたりでしょうか。

原曲とは異なる楽器構成でありながら、元のフレーズをしっかり取り込みつつ、私の手癖などを混ぜながら小編成のアンサンブルで再現したところです。
原曲ではシロフォンのパーカッシブなサウンドが特徴的なのですが、アレンジではその要素をエレピに担わせることで、元のサウンドイメージを大幅に変えることなく、私のアレンジに引き込めたかなと思っています。

とは言え、あまりにコンテンポラリーなサウンドに寄ってしまっては原曲を壊す方向に突っ走ってしまいそうなので、三味線のフレーズはアコギよりもアグレッシブな質感のブズーキに、尺八やオルガンのフレーズは吹奏楽器でありながら和音も弾け、笙っぽさのある鍵盤ハーモニカに担わせることで、原曲の土っぽい雰囲気や和の質感へ揺り戻すようにしました。

2周目のAメロではバイオリンのアドリブを前面に押し出してオリジナリティを出しています。
ここはエレピの持つファンキーさと、原曲の持つブルージーさから導いたアレンジで、原曲とかなり異なりつつも、違和感ない流れに仕上がっているのでは、と思います。

主要楽器については、その録音の様子を演奏動画として収めておりますのでYoutubeでご覧いただければと思います。

後編に続く

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